本日Moonstakeは、DAOが運営するSSVネットワークからETHステーキングプール導入を目的とする助成金を受領したことを発表します。
Moonstakeは、Ethereumの分散化を強化し、Moonstakeのバリデータインフラストラクチャを可能な限り高セキュアなものにするためにSSVの有能なアーキテクチャを統合する予定となります。これにより、グローバルユーザーにとってシームレスな分散型ETHステーキングが可能になり、MoonstakeとSSVはこのコラボレーションを通じて両社のエコシステムの拡大を促進するために今後もさまざまな協業をしていく予定となります。
ssv.network 助成金プログラムは、ネットワークの上の開発者による開発とイノベーションを促進・加速させることを目的とし、分散型ステーキングアプリケーションとサービスを構築する開発チームに資金提供するコミュニティ主導のイニシアチブとなります。この助成金への提案は、プロジェクトの技術的なデザイン、チームとそのコミュニティの全体的な品質などで評価されます。Moonstakeは、世界から認証されたトップ10のステーキングプロバイダーとしてSSVネットワーク助成金プログラムに参加し、まもなくETHステーキングをサポートする予定です。
2022年9月15日現在、Ethereumは正式にProof of Stake(PoS)ブロックチェーンとなり、ETHステーキングの需要はかつてないほど高まっています。現在、ETH保有者がステーキングを行うには、32ETHを保有し、独自のバリデータ・インフラを構築する必要がありますが、これには高度な技術的専門知識が必要であり、コストのかかるインフラを維持する必要もあります。また技術力のないユーザーは、カストディアン型のステーキングプロバイダーサービスや中央集権型取引所でETHをステーキングすることも可能です。MoonstakeとSSVは、SSVの革新的な技術インフラを利用して、Moonstake ウォレットを通じてユーザーに非カストディアンのETHステーキングソリューションを提供することにより、この問題に対処することを目的としています。Moonstakeは、世界中のユーザーに高水準のステーキング体験を提供するというミッションを掲げております。EthereumマージとPoS ETHに対する我々のミッションの達成に向けて、大きな一歩を踏み出せることを心より嬉しく思います。
Moonstakeの創設者である手塚満氏のコメント
“Moonstakeは、SSVネットワークからこの助成金を受け、ETHステーキング導入を目的とした提携ができたことを心より嬉しく思っています。ETHのステーキングに対する需要はかつてないほど高いと感じていますが、ユーザーは現時点ではカストディアル・ソリューションに頼るしかなく、暗号資産の分散から遠ざかり、多くのセキュリティ・リスクにつながる可能性があります。世界でトップ10のステーキングプロバイダーとして認証されている私たちは、SSVの高セキュアな技術を使用してシームレスなETHステーキング体験を提供することで、世界中の暗号資産ユーザーにさらなる価値をもたらすことができるようになることを望んでいます。我々は、MoonstakeとSSV、およびEthereumステーキングエコシステムを一緒に成長させ、この素晴らしいパートナーシップを通じてステーキング業界全体を促進することを楽しみにしています。”
Moonstakeは、2020年にアジア最大のステーキングネットワークを作ることを目的にステーキング事業を開始しました。以来、2,000以上の暗号通貨に対応し、最も使いやすいWeb WalletとMobile Wallet(iOS / Android)を開発してきました。2020年8月に本格的な運用を開始した後、Moonstakeのステーキング資産総額は10億ドルに達するまで急速に成長し、Moonstakeは世界的にトップ10ステーキングプロバイダーの1つになることを可能にしました。現在、MoonstakeはCosmos、IRISnet、Ontology、Harmony、Tezos、Cardano、Qtum、Polkadot、Quras、Centrality、Orbs(EthereumとPolygon)、IOST、TRON、Shiden、FIO、Everscale、Oasisなど17の主要Posアセットをサポートしています。Proof of Stake ETHは、技術的な統合が完了した時点で、Moonstakeがサポートする18番目のステーキングコインとなる予定です。
SSVは、完全に分散化されたオープンなEthereumのステーキングインフラストラクチャです。個人ユーザーからステーキングプールや大規模な機関投資家向けステーキングサービスまで、Ethereumのバリデーターを運営したいすべての人にオープンなアーキテクチャを提供するものです。SSVネットワークは、秘密鍵の保管と管理、有効性と冗長性、単一障害点、セキュリティと暗号化、分散化とネットワークガバナンスなど、イーサリアムのステーキングで直面する主な懸念に対処することを目的としています。
Moonstakeの最新情報は、TwitterとTelegramでフォローしてください。
Moonstakeについて
Moonstakeは、企業や個人向けに分散型ウォレットサービスを開発・運営する世界有数のステーキングサービスプロバイダーです。
Moonstakeは2020年4月のサービス開始以来、Cardanoの構成銘柄であるEmurgo、Polkadotと連携したブロックチェーンAstar Network Stake Technologiesの開発者、5千万人以上のユーザーを持つTRON Networkなど、27社の有力プラットフォームプロバイダーと提携しています。2021年5月、Moonstakeは、シンガポール証券取引所に上場するOIO Holdings Limitedの完全子会社となり、企業としての信頼性をさらに高めました。
Moonstakeは、ブロックチェーン技術を活用し、安全性・信頼性の高いデジタル資産管理ツールを誰もが簡単に利用できる世界を目指しています。
https://www.moonstake.io/
Moonstakeのステーキングビジネスについて
2021年9月時点で6300億円の市場に成長したステーキング業界に対して、Moonstakeはユーザーからの入金を必要としない分散型のステーキングサービスを提供し、自社のバリデータノードに加え、世界中のノードに対応しています。Moonstakeは現在、17のブロックチェーンのステーキングをサポートしています。ステーキングの総資産は18億米ドルで、全世界のユーザー基盤を持ち、同年6月には全世界の1万以上のプロバイダーの中で3位にランクインしています。
SSVネットワークについて
Secret Shared Validators(SSV)は、オペレーターが運営するノード間でEthereumのバリデータキーを分割する初の安全かつ高セキュアな仕組みを提供します。各ノードはバリデータの任務を遂行するためにお互いを信頼や、パフォーマンスに影響を与えることなく一定数をオフラインにすることができます。その結果、Ethereumのための信頼性の高い分散型で安全なステーキングソリューションが実現可能となりました。
SSVネットワークは、SSVプロトコルを実行する分散型ステーキングインフラであり、イーサリアムのバリデータの分散運用を可能にします。また、開発者が新しいステーキングアプリを構築し、迅速かつ容易に展開するために使用できる再現性のあるスケーラブルなETHステーキングインフラストラクチャとなります。