Moonstakeは、Tezosのブロックチェーンに特化したスタートアップ・インキュベーターのTZ Venturesと戦略的パートナーシップを締結しました。本パートナーシップには、日本のBinarystarも加わり、Tezosのステーキングを一層加速させるために協力していきます。
Moonstakeは、創業以来、革新的なステーキングプロトコルを自ら開発することにより、アジア地域や世界規模で高まる需要に応えることを目指してきました。Moonstakeのプロダクトは、ステーキング機能を備えているワンストップソリューションであり、ウェブウォレットとモバイルウォレット(iOS / Android)を介して、ユーザーが暗号通貨の使用を円滑化し、暗号通貨の可能性を最大化するためのゲートウェイになっています。現在、ADAに加え、Moonstakeのステーキングプールは、ADA、Cosmos、IRISnet、Ontology、Harmony、QTUMとともに、Tezosのステーキングにも対応しています。
Moonstakeのユーザーは、ウェブ版のウォレットを介してTezos (XTZ)のステーキングを行い、報酬を得ることができます。ウォレットそのものをベイカー(バリデーター)につなげる仕組みであり、1XTZ以上をウォレット内に保有していると、報酬を受け取るためにステーキングを行うことができます。Moonstakeでステーキングを実施するには、アカウントを作成し、ステーキングを行う必要があります。この際、送信手数料が発生します。報酬は、ウォレットに保有しているXTZ数に基づいて自動的に配られ、ウォレットに保有しているXTZ全額がステーキングされます。したがって、一部のXTZのみをステーキングする機能はありません。ステーキング中でも、ウォレット内のXTZを自由に送信することができ、ロックアウト期間もありません。
TZ Ventures は、Tezosをベースにしたブロックチェーンのスタートアップ法人のインキュベーション支援を行う組織です。アーリーステージの支援を行い、株式による資金調達を行うプロジェクトをサポートしています。Tezos上のブロックチェーン・ユースケースを構築し増やすことを目指しており、技術サポートや資金調達のみならず、マーケティングやパートナーシップ支援など、包括的なサポートを行っています。
Tezosは、オンチェーンのガバナンスモデルを通じて、ネットワークへの混乱を最小限に抑えながら、独自のルールを変更できるブロックチェーンを展開するためのテクノロジーです。ビットコインとは異なり、Tezosはマイニング(Proof of Work)に依存せず、Proof of Stake(プルーフオブステーク)ベースのコンセンサスモデルを利用しています。Tezosでは、すべてのステークホルダーがプロトコルの管理に参加することができます。選択サイクルは、ステークホルダーが提案されたプロトコルの変更に合意するための正式で体系的な手順を提供します。このインチェーンメカニズムと自己変更を組み合わせることで、初期の選択プロセスを変更し、より良い管理メカニズムを採用することができます。
TZ Venturesの主要なメンバーは以下の通り。
Jaywon Lee,、ダイレクター:
TZベンチャーズのディレクター。ビジネススクールの教授でもあり、学部、MBA、企業プログラムで、会計とアントレプレナーシップを教えています。スタートアップ企業の設立とインキュベーションに豊富な経験を有しています。著書に「ブロックチェーン企業になる方法」(韓国でベストセラーのIT書)。U.C.バークレーで学士号を取得し、パデュー大学でMSプログラムを修了、コロンビア大学で博士号を取得。
Diego Olivier Fernandez Pons、技術アドバイザー:
2014年からTezosの技術アドバイザーを務める。Tezos Foundationのファウンダーのひとりで創設時の役員。Tezos Foundationの役員の間、R&Dラボ(ノマディックラボ)の設立、TezosとINRIAやIMDEA(フランスとスペインのコンピュータサイエンス研究機関)などの科学機関とのパートナーシップ締結、Tezos Foundationの助成金プログラムの立ち上げなどを行ってきました。アジア(日本、韓国、中国、シンガポール)の4つの地域Tezos Foudationの設立にも貢献し、現在は、TZ Venturesの技術アドバイザーを務めています。
MoonstakeのパートナーであるBinarystarは、このパートナーシップを通じてマーケティング活動をサポートし、イベントの開催や、ステークキング技術とブロックチェーンの採用に関する地域コミュニティの発展をサポートします。このパートナーシップにより、ブロックチェーンを利用したステーキングを推進し、Tezosのステーキングの採用を加速させることで、相乗効果を生み出していきます。
Moonstakeについて
Moonstakeは、アジア地域や世界規模で高まる需要に応えるため、ステーキングプール・プロトコル開発のために設立されました。Moonstakeはステーキングプールのプロトコルを開発し、パートナーや会社を通してサービスを提供していきます。
Moonstakeは暗号資産保有者にとって活発的な環境を提供するアジアにおいて最大ステーキングプールネットワークになることを目標としています。アジアを率いるエコシステムを構築していくためにEmurgo、Ontology、NEO、PundiX、Wanchain、Qurasらと、次々とメジャープロジェクトとのパートナーシップを拡大しています。さらに、日本最大のブロックチェーンハブのBinarystar、シンガポールCatalist上場企業のOIO Holdings Limited (SGX: OIO)、と提携しています。アドバイザーには、世界的なプロジェクトのLISKや、プロジェクトの著名プレイヤーを迎えています。
TZ Venturesについて
TZ Venturesは、Tezos上でアーリーステージのブロックチェーンスタートアップをインキュベートしています。彼らは、Tezos上で構築されたプロジェクトや、韓国でのエクイティファイナンスに着手するプロジェクトをサポートしています。主にTezos上でプロジェクトをインキュベートし、ブロックチェーン技術の実際のビジネスユースケースを構築することを目的としている。オフィススペース、技術サポート、メンタリング、マーケティング、パートナーシップ、資金調達など、スタートアップを支援する定期的なプログラムを運営しています。
Binarystarについて
Binarystar株式会社は、日本の中心部にある東京にて、国内最大のブロックチェーンビジネスハブを備えた、日本を代表するインキュベーションプラットフォームを運営する会社です。日本や東アジア全域の企業にブロックチェーン事業を推進するために複数の企業が拠点をこのハブに構え、ブロックチェーン事業を加速するコンサルティング機関として運営されています。
先日バイナリースターは東京証券取引所上場の株式会社東計電算とブロックチェーンアドオン型の現物資産管理システムの提供を開始することを発表しました。また、OntologyやHarmonyなど主要なブロックチェーン企業とのパートナーシップ締結にも積極的に行っております。